東北大学史料館

東北大学史料館

所蔵資料

東北大学動画アーカイブズ

当館所蔵の動画映像を公開しています。

ニールス・ボーア博士の見た東北大学(1937年)

ニールス・ボーア博士の見た東北大学20世紀初頭に登場した、相対論と量子論という二つの物理学理論は、学問の世界を遙かに超えて、現代人の生活文化や政治・社会に極めて大きな影響を及ぼしました。こ・Eフ革命的理論誕生に主導的な役割を果たしたのが、A.アインシュタイン(1879-1955)とニールス・ボーア(1885-1962)という二人の科学者でした。このボーア博士の来学時の貴重な記録映画が、今も東北大学史料館に残されています。これは現在知られる限り、本学の様子を映した最も古い動画記録です。映画では、当時総長であった本多光太郎らの案内で金研や理学部を見学する博士の様子が記録されています。(YouTubeで公開/2006製作)

創立五十周年記念式典-新制東北大学と「研究第一主義」(1957年)

創立五十周年記念式典-新制東北大学と「研究第一主義」昭和32年6月22日、東北大学の創立五十周年を祝う式典が片平キャンパスで行われました。式辞の中で、当時の高橋里美学長は、東北大学の発展の原動力となった伝統的精神を「研究第一主義」という言葉で総括し、これらを継承していくことが新制東北大学の使命であると宣言しています。よく知られるように本学初代総長の沢柳政太郎は第一回の入学式で大学の本質的使命が学術研究にあることを強調し、以後研究活動を重んじることが戦前期から本学の学風とされてきました。しかしこの学風の表現として「研究第一主義」の語を総長式辞等の中で使い始めたのは、新制東北大学最初の学長となった哲学者・高橋里美です。(YouTubeで公開/2006製作)

川内記念講堂落成式(1960年)

川内記念講堂落成式今から半世紀前に本学が創立五十周年を迎えた時、その記念事業の一環として、五十年史の編纂と記念建造物の建設が企画されました。この記念建造物は、実は当初の計画では、小講堂や研究集会室・展示室などを備えた「記念会館」を片平地区に建設するというものでした。しかし議論を重ねていくなか、卒業式その他の大規模な儀式や演奏会等の行事を行うことのできる「大講堂」へと計画は大幅に変更され、場所も、東北大学の新たなキャンパスが整備される川内地区に変更。当初の四倍近くに膨れあがった建設資金を確保するため、五十周年記念事業とは別に「創立五十周年記念大講堂建設期成会」がたちあげられ、寄附金集めが開始されます。工学部の小池勇次郎教授の直談判で松下電器産業会長の松下幸之助会長が別館建設資金の寄附を即決するという一幕もあり、昭和35年10月に講堂は無事完成。別館には寄付者の名前をとって「松下会館」と名付けられました。(YouTubeで公開/2006製作)

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