レファレンスコード | 19870311C |
記述レベル | 個人・関連団体文書/教員個人文書 |
文書群名 | 石崎政一郎文書U(法文学部教員適格審査委員会関係文書) |
原蔵者 | 石崎政一郎(1985〜1972)は、労働法を専門とする法律学者です。早稲田大学・東京帝国大学の講師を経て1934(昭和9)年9月に東北帝国大学法文学部の講師に就任。1938年(昭和13年)3月に教授となり、社会法論講座を受け持ちます。 戦時下にいおては、1945(昭和20)年1月から8月にかけて実施された群馬県伊勢崎市の中島飛行機工場における法文学部学生勤労動員の指揮にあたりました。 戦後は、1952(昭和27)年4月から1954年(昭和29)3月まで東北大学法学部長を務め、1959(昭和34)年3月に定年退職、名誉教授となり、その後立教大学・上智大学で教鞭を執っています。 |
文書群の内容 | 今回公開する資料は、石崎政一郎旧蔵資料の内、東北帝国大学法文学部教員適格審査委員会に関する資料です。法文学部教員適格審査委員会は、1945年10月および1946年1月のGHQの指令に基づき出された昭和21年5月7日の文部省訓令によって設置された「大学教員適格審査委員会」の一つ(総合大学である東北帝国大学では当初学部単位に委員会が設置された)で、石崎は同委員会の幹事として事務的なとりまとめを担当していました。 資料の中には、文部省に提出した適格審査関係の報告書に加え、法文学部委員会内での検討に際して収集・作成された諸資料、審査対象となった教官との往復書簡等が含まれており、同委員会での検討の様子を具体的に知ることができる良質の資料です。 |
年代 | 1946(昭和21)年〜1947(昭和22)年 |
数量・編成 | 資料は19点(段ボール箱1箱分相当)。簿冊として編綴されている文書や封筒に一括されている文書については、さらに細分した件名単位の目録を作成してあります。 |
伝来 | 1987(昭和62)年3月、外尾健一法学部教授を通じて受贈しました。 |
公開条件 | 当館利用規則に基づき公開いたします。原則として全面公開いたしますが、一部の文書については事前の審査が必要となります。 |
利用・複写条件 | 原本を閲覧していただきます。複写は写真撮影のみで、電子複写はできません。 |
参考文献等 | 東北大学法文学部略史編纂委員会『法文学部略史』1953年/東北大学『東北大学五十年史』1960年/東北大学百年史編集委員会『東北大学百年史一』東北大学研究教育振興財団、2003年/野田良之編『現代ヨーロッパ法の動向―石崎政一郎先生古稀記念論文集』勁草書房、1968(石崎の略歴・著作目録あり)。/立教大学図書館に蔵書が「石崎政一郎文庫」として納められています |